ビオマルシェといえばオーガニックにとことんこだわった食材宅配サービスで、その品ぞろえは業界トップクラスです。
今回はお試しセットを頼んだ結果わかった、有機野菜の味の違いや価格、送料など気になることを全てまとめました。
目次
ビオ・マルシェは有機野菜に特化した野菜宅配
ビオマルシェは1983年に創業されたビオ・マーケット株式会社が運営する食材宅配サービスです。
「100%オーガニック宣言」というスローガンのもと、有機JAS認定を受けた野菜と果物、牛乳やお肉などの畜産物に至るまであらゆるものの有機食品100%の品揃えを目指しています。
もちろん、全てのものを有機の考え方で作るのは大変難しいのでオーガニック以外の食品の取り扱いもありますが、体と環境に優しい商品が1,500点以上も揃います。
日本で有機JAS規格(有機食品の検査認証制度)が作られる前から、30年を超える長きにわたって有機農業に取り組んできた老舗で、小売店への有機野菜の卸売りなども行っているというので安心感があります。
特に、定番商品である野菜セットはなんと全ての野菜が有機野菜でありながらお手頃な値段で購入することができると評判です。
有機野菜の宅配をうたっていても、実際には減農薬野菜がメインの宅配サービスがほとんどの中、ビオマルシェは大変貴重なサービスになっています。
全国300もの契約農家さんとの長年の信頼関係が、安定した有機野菜の提供を可能にしているんだそうです。
ビオマルシェの口コミと評判
良い評判
それでは、そんなビオ・マルシェの良い口コミを見ていきます。
まずは食材宅配で重要な、味に関する口コミです。
ビオ・マルシェの宅配野菜を始めて昨日が初お届けでした。お弁当の野菜は全部それの。友達が働いてるんだけど、お野菜ホンマに美味しいわ~♡
— minami miho (@mihochi24h) 2012年7月30日
ビオマルシェの宅配の野菜セット
さつまいも、蓮根、京芋、牛蒡など
根菜率高い♪
黒豆枝豆がかなり美味しかった🍺(^ρ^*) pic.twitter.com/2REojCFg1f— コハル (@koharuh4sora) 2015年10月17日
野菜を中心に、「おいしい!」の声がたくさん見られました。
こちらは野菜セットの写真の投稿です。
今週の #ビオマルシェ は多菜セット🥕
*にんじん
*さつまいも
*れんこん
*チンゲン菜
*白菜
*菜の花
*ほうれん草
*ニラさつまいものストックが溜まってきました😅スイートポテト以外の、良いおかずレシピはないものか🤔#有機野菜 pic.twitter.com/Clhxw6zS93
— 岩川さんちのまゆみさん (@mayumishokudou) 2019年2月5日
有機JASマークのついたお野菜ばかりで、そのどれもがイキイキ美しいこともわかります!
💙
今週のビオマルシェ。
しばらくスーパーに
行かなくていいように
沢山オーダーしました ◡̈ ♫
・#ビオマルシェ#organic#bio https://t.co/g4pPgTY7Yo— 高垣麗子 (@reiko__takagaki) 2017年9月4日
他にもビオマルシェの野菜で料理を楽しんでいる方の投稿がいくつもありました。
休日ブランチ♪
キャベツ、人参、馬鈴薯で野菜スープ。
味付けはクレイジーソルトとローレル、最後にオリーブ油を一回し。野菜の甘味がいっぱい。#ビオマルシェ #オーガニック #有機野菜 pic.twitter.com/ko6GVOP70g
— 西野五月🍀8月少女蘇生舞台『白にはなれない』 (@istuki_nishino) 2019年3月28日
有機野菜の人参が沢山届いたので息子の為に人参蒸しパン作ったーー♡♡
私は食事制限あるから食べられへんけど😭息子はパクパク食べてくれた❤️良かった❤️ちなみに私はいつも #ビオ・マルシェ さんでお野菜頼んでます🙆♀️ pic.twitter.com/Hy2XukrXJa
— おしん®︎2人目@32週 (@XK3DJWElq7dmTNe) 2019年2月16日
悪い評判
次にビオ・マルシェのあまりよくない口コミを見ていきます。
まずは届く野菜の種類に関しての口コミです。
ビオマルシェはオーガニック野菜が食べたい!と始めたのですが珍しい野菜もセットで届くので、使い方に困るときがあります。
ビオマルシェの定番商品として野菜セットがあるのですが、届く内容はおまかせになります。
例えば、こちらでビオ・マルシェの公式ツイッターが投稿しているのは有機の「わさび菜」です。
私はわさび菜なんて珍しいものは買ったことがありません。。
今週の有機野菜を使ったビオ・マルシェの料理は、わさび菜と豚肉のパスタです。わさび菜はさわやかな香りときりっとした辛みが魅力の葉野菜#有機野菜 #有機わさび菜 #パスタ #オリーブオイル #にんにく #ビオマルシェ #有機野菜宅配 #オーガニック pic.twitter.com/1pdMd5OPvu
— ビオ・マルシェ (@_BIO_Marche) 2019年4月2日
こんな風に珍しい食材もおしゃれに使いこなせたら料理の幅が広がりそうですが、慣れるまでは確かにちょっと頭を使うかもしれません。
野菜セットをうまく活用する方法も後ほどご紹介しますね。
他にはこだわりの有機食材、ということでお値段の高さを指摘する声もいくつか見られました。
肉類の価格が高くて、とてもじゃないですが買えません。野菜メイン、と割り切って使っています。
後で詳しくご紹介しますが、ビオマルシェは有機栽培の野菜セットがリーズナブルな価格で買えるのがウリの食材宅配です。
そして、ビオ・マルシェは年会費が必要なので、その点を指摘する声もありますね。
有機野菜のビオマルシェのお試し頼んでみた。内容は結構良さげなんだけど…年会費が高いなー。はじめの一年間はキャンペーンでかからないみたいだけど…とりあえず野菜食べてみる。
— tomoko (@kt1220) 2012年9月25日
ビオマルシェのお試しセット体験レビュー
今回、そんなビオマルシェの野菜のこだわりが気になって、お試しセットを購入してみました。
会員の方が買える2,860円(税込)の野菜セットを1,500円(税込み・送料込み)で買えるというのでお得です!
私の場合は自社便がある地域だったので、スタッフの方が野菜セットとカタログ類を持って説明しに来てくれました。
ネットで購入申し込みをするとメールでお届け日の調整の連絡があり、希望の日を第3希望まで書いて返信、6日後くらいに来てもらいました。
スタッフの方はやわらかい感じの女性の方で、売り込み感は全くなくお話がしやすかったです!
カタログの一押し商品や野菜のおすすめの食べ方を、世間話をするように教えてもらいました。
カタログやパンフレット
メインの食材のカタログに
その他雑貨などのチラシもあります。
ビオ・マルシェのこだわりについて詳しく書かれた冊子ももらいました。
ビオマルシェのお試しセットの内容
今回お試しに入っていたのはこちらの10点です。
保冷用の発泡スチロール箱に入れて持ってきてくれて、その箱は持って帰られました。ゴミがでないのも嬉しいです。
- 有機小松菜
- 有機ニラ
- 有機水菜
- 有機ミニトマト
- 有機生シイタケ(菌床)
- 有機新玉ねぎ
- 有機ごぼう
- 有機れんこん
- 有機野菜・果実ミックスジュース3本
- (おまけ)有機トマト
全て「有機」とついた、認証を受けたものばかりです。
今まで数々の野菜宅配のお試しセットを購入しましたが、有機野菜は全品目の1~2種類だけ、もしくは0なんてことが多かったです。
こんなにすべてが有機野菜というのはかなり贅沢だと思います。
野菜1つ1つを紹介していくと
ミニトマトは皮がつやつやしていてきれいです。
「昨日余ったものを1つ入れました」とおまけで普通サイズのトマトも頂きました。
こちらのトマトも皺などなくピンと皮が張っていておいしそうです。
こちらはレンコンです。
「有機栽培なので皮ごと食べてください」、と教えてもらって調理するのが楽しみです。
皮は褐色でも断面はほぼきれいな色をしていました。
シイタケはむちっとしていて表面の乾燥や黒ずみもなくきれいです。
島根県産の小松菜です。
洗って根元を切り落としたところですが、葉がとっても元気でイキイキしています。
有機栽培なのに穴が一つも開いていないのも驚きです。
有機ニラは高知県のものです。
こちらで驚いたのが「香り」です。
袋からにらを取り出しただけでさわやかないいにおいがしました!
にらってこんないい匂いがしたっけ?と思って、たまたま家に普通のスーパーのニラもあったのでそちらもにおいをかいでみると、スーパーの方はほとんどにおいがありませんでした。
ゴボウは青森県産です。
ゴボウはまっすぐで太めなものがいいそうですが、とても形が整ったしっかりしたゴボウでした。
水菜は軸の部分がまっすぐでピンとしているのが印象的でした。
新玉ねぎは正直、素人目には普通の新玉ねぎとの違いはわからなかったのですが、皮も瑞々しそうなものでした。
ビオマルシェの有機野菜で作ってみました
頂いたどれもが有機野菜!ということで張り切って料理してみました。
まずはれんこんをたっぷり使った鶏むね肉のあんかけです。
レンコンをじっくり焼いて最後にあんを絡めるのですが、途中で味見をしたところ、あんをかける前からレンコンが甘かったです!
味をつけなくても素材の味がしっかりあると思いました。
次はシイタケの肉詰めです。かさの部分に豚ひき肉のつくねをのせて蒸し焼きにしました。
このシイタケは水分量が多く、ジューシーで歯ごたえもよかったです!
入っていたシイタケは4つだったのですが、もっと食べたいと思いました…!
ミニトマトはそのまま食べたりお弁当に入れたり。
皮が締まっていて、歯ごたえ抜群のトマトでした。
こちらは新玉ねぎを使った厚揚げの卵とじです。
新玉ねぎは普通の玉ねぎに比べて水分量が多いと思うのですが、こちらもジューシーにできました。
爽やかな甘みが印象的な美味しさでした。
そしてこちらはシンプルな小松菜のおかか和えです。
この小松菜は普通のスーパーのものとかなり違う、と思いました。
苦みが全くなく、うまく言えませんが透き通ったような爽やかな味でした。
この小松菜なら生でサラダにしても絶対美味しいと思います!
にらはわかめとじゃこで中華風炒めに。
先ほどにらの香りがいい、と上で書きましたが食べるときにも香りの良さを実感です。
変なニラ臭さ(ネギやニンニクにも通じるツンとしたにおい)ではなく、さわやかな香りがおいしくて、いっぱい食べられました。
この香りを生かすために、調味料はもっと控えればよかった~と思いましたよ。
そしてこちらは別の日にゴボウで作った牛丼です。
ゴボウは栄養を余すことなく頂くために、皮をこそげず、水にもさらさないのがベスト、とテレビで見たことがあるのですが有機ゴボウなのでしっかり洗うだけで調理できました。
そうしてたっぷり入れたゴボウは牛肉のうまみをしっかり吸ってふくよかなおいしさでした。
ごぼうの香りもしっかりあって、ごぼうという野菜のおいしさを再確認しました。
あとは有機野菜と果実でできたミックスジュースも飲んでみました。
濃縮還元(果実からジュースに絞ったあと水分を飛ばしてから再度薄めるので風味が飛びやすい)ではなく、ストレート製法(絞ったそのまま)の贅沢なジュースです。
しかも入っているのは
有機トマト(北海道産)有機人参(国産)、有機南瓜(北海道産)、リンゴ果汁(国産)、有機レモン果汁(国産)、有機ケール(国産)、有機セロリ(国産)
と、りんごを除いて有機、さらにすべて国産というこだわりっぷりです。
飲んでみると野菜などの粒感があり、濃厚でした。
ケールやセロリが入っているので、正直「甘くてとっても飲みやすい野菜ジュース」とは言えませんが、野菜本来の味を手軽に楽しむのに最適なジュースだと思いました。
スタッフの方の話だとスープに入れたり、サラダのドレッシングに入れるのもおすすめなんだそうです。
ビオマルシェのお試しセットの感想まとめ
おいしい野菜ばかりだったのでレビューが長くなってしまいましたが、旬の有機野菜をたっぷり楽しむことができました。
届けてくれたスタッフの方も言っていたのですが、有機野菜はより丁寧に作られている分、やっぱりしみじみとおいしいものばかりです。
野菜それぞれに香りがあること、独特の風味があることを今回思い出させてもらいました。
また、ビオマルシェのお野菜はどれもきれいで使いやすい、という印象も持ちました。
自然に近い栽培方法で作られているのに傷んだところや虫食いを取り除く必要もなく、むしろ皮をむかなくていいので楽に料理ができました。
1,500円(税込み・送料込み)で手軽に有機野菜8品~10品+野菜ジュースを試せるなんて、普通のスーパーの野菜よりも安いくらいです。
でも、きっと普段とは違う野菜の美味しさに驚くと思います!
ビオ・マルシェの安全性へのこだわり
有機野菜へのこだわり
ビオマルシェでは原則すべて有機の野菜を扱っています。
「有機」と表示できるのは「有機JAS認定」を受けた農産物のみです。
種まき・植え付け前2年以上及び栽培期間中に原則として化学合成肥料や農薬を使用しない農産物のことで、その基準は大変厳しいものです。
それでも、ビオマルシェでは環境に配慮した農業で子供たちにも豊かな未来を残したい、と有機野菜のみにこだわって流通させる取り組みを行っています。
野菜以外もなるべくオーガニックで
野菜以外にもJAS規格がありますが、野菜に比べてより複雑な基準となっています。
例えば
- 原材料の中で水と塩以外の95%以上を有機農産物・畜産物・加工食品にすること
- 遺伝子組み換え技術を使っていないこと
- 化学的に合成された食品添加物や薬剤を使わないこと
などが定められています。
原材料以外にも、製造過程で使用される水や、器具洗浄のための薬品にも配慮する必要があるなど厳しいハードルがあります。
それらをクリアした希少な食品のみが、「有機〇〇」「オーガニック〇〇」という名前でビオマルシェのカタログに載っています。
もちろん、カタログの商品すべてが有機食品ではありませんが、有機の考え方に倣ってビオマルシェの商品は原則合成添加物や化学調味料は不使用となっているのも安心です。
放射能対策
ビオ・マルシェでも放射能対策として自主検査を行い、その結果を公表しています。
下表のとおり、政府基準の1/10という大変厳しい基準値で行われています。
ビオ・マルシェ自主指針 | 政府基準 | |
飲料水 | 1 | 10 |
牛乳 | 5 | 50 |
一般食品 | 10 | 100 |
乳児用食品 | 5 | 50 |
※放射性セシウム134および137の合算値 単位はベクレル/kg
ビオマルシェの宅配のメリット・デメリット
メリット
取り扱う野菜はすべて有機野菜
レビューのところでも書きましたが、取り扱う野菜全てが有機野菜、という野菜宅配サービスは本当に珍しいです。
なぜなら、日本全体で見ると有機農業の耕地面積はまだ全体の0.5%と大変少ないからです。
そんな中、野菜は全て有機のものが買える、というのは大変貴重な宅配になっています。
送料が安い
後で「配送料金」のところでご紹介しますが、ビオマルシェは生協サービスなどではないのに配送料金がとても安いです。
自社便がある地域なら野菜セットを買うだけで送料無料、自社便がない地域でも野菜セットを買って合計3,240円以上注文すれば280円で届けてくれる(冷蔵品+常温品の場合)というので破格だと思います。
野菜セットがお得
こちらも後ほど詳しくご紹介しますが、ビオ・マルシェには4種類の野菜セットがあり、2,152円~2,600円、という有機野菜にしてはお手頃な価格で様々な種類の旬の野菜を届けてもらうことができます。
また、有機栽培は手間ひまがかかるのに実際に出荷できる作物ができるかのリスクも大きな栽培方法ですし、認証をとるのにも費用がかかります。
それを考えてみても、有機野菜のセットがこの値段で買える、というのは野菜の卸もしている老舗の会社ならでは、と言えると思います。
デメリット
単品の食材は高め
こだわりのオーガニック食品の扱いが多いので仕方がないことなのですが、野菜セット以外の単品の食材は高めになっています。
後で「ビオマルシェの商品の価格」のところでも価格は紹介しますが、やはり食費に十分投資できる人でないとすべてをビオマルシェで揃えるのは難しいと思います。
そこで、皆さんスーパーや他の宅配と上手に併用するなどの工夫をされているようです。
年会費がかかる
ビオマルシェでは年会費が毎年5,500円(税込)かかります。
正直、これは高いと思ってしまう人も多いと思います。
スタッフの方に聞いたところ、「有機野菜をできるだけ多くの人に届けるために、野菜にはあまり利益がのっていないんです、でも会社として存続していくために年会費という形をとっています」ということをおっしゃっていました。
また、1年目は新規入会特典として5,400円分の割引クーポンがもらえますし、実質年会費0円となります。
2年目に更新するときに続けていくのかどうか判断する、という方法でもいいと思います。
ビオ・マルシェの商品
ビオ・マルシェの野菜セットは4種類
ビオ・マルシェには4種類の野菜セットがあり、基本的には1つを選んで登録することになります。(登録せずに必要時に購入することも可能です。)
野菜は有機野菜が100%になっています。
セット名 | 価格(税込) | 内容 | |
多菜セット | 2,860円 | 旬の葉菜・果菜・根菜多めの8~10品目 | |
フルーティーセット | 2,860円 | 旬の葉菜・果菜・根菜に果物がセットの7~8品目 | |
いきいきセット | 2,860円 | 旬の葉菜・果菜・根菜・果物 7~9品目+平飼いたまご6個のセット | |
ゆうきだいすきセット | 2,367円 | 旬の葉菜・果菜・根菜・果物を少量ずつ9~10品目詰め合わせたセット |
お試しセットで頂いた野菜セットは上の表の1つ目の「多菜セット」と同じものです。
高価なイメージのある有機野菜ですが、多菜セットでは8~10品目で2,860円、ということで1品目あたり286円~358円だと考えると比較的リーズナブルに買えることがわかると思います。
スタッフの方も、セット商品はおまかせで野菜が入る、ということで少しお得な価格設定にしている、と言われていました。
しかも、この野菜セットを買うと自社便の場合は配達料が無料になるという嬉しい特典もあります。
野菜セットを使い切る方法
お得な野菜セットですが心配なのは野菜を使いきれないことですよね。
普段家では買うことのない野菜だったり、スーパーでは見たこともないような野菜だったりして使いきれないともったいないです。
実際、今回のお試しセットではなじみのある野菜ばかりだと思いましたが、ビオマルシェのサイトを見ていると、年間の野菜のラインナップとして山ぶき、パクチー、モロッコいんげん、たまごズッキーニなど珍しい品種もありました。
そこで、おすすめなのが、配達の2週間前にもらえる野菜セットの予想メニューを活用することです。
これを見れば、それぞれのセットに含まれる野菜が事前に大体わかるようになっています。
「自分はこの野菜は苦手」「この野菜は使いこなせない…」と思ったら毎週他のセットに変更することも可能です。
ネットから簡単に野菜セットの変更ができるのも嬉しいです。
また、ビオマルシェのカタログには農家さんのおすすめレシピが豊富に載っているということに気が付きました。
ビオマルシェの商品の価格
有機にこだわった食材ばかりなら、価格も高いのでは?と思われると思うので、参考までに定番商品のある週の値段をご紹介します。
商品名 | 価格(税込) |
パスチャライズ牛乳1000ml | 355円 |
平飼いたまご10個 | 539円 |
有機人参 | 82円/100g |
国内産オーガニックチキンもも肉 | 334円/100g |
豚モモ・スライス | 337円/100g |
こうやって見ると、牛乳が普通のスーパーの1.5倍、卵やにんじん、お肉は2倍強くらいの金額でやはりいいお値段がするな、と思います。
ただ、スタッフの方も言われていたのですが、多くの方はビオマルシェと他のスーパーや宅配との併用をされている、とのことです。
とりあえずお得な野菜セットを登録してビオマルシェで野菜をまかなって、その他市販品だと食べるのに不安なものを少しずつビオマルシェで買う、という買い方をされる方が多いそうです。
ビオマルシェのカタログ
ビオマルシェのメインカタログとして、「YUKI:kun」(ゆうきくん)があります。
野菜はもちろん、肉・卵や加工品まで、オーガニックな食品が揃います。
野菜のページはこちらです。
だいたいいつも見開き2ページで有機野菜が載っている、とのことで2ページにわたって有機野菜ばかりを掲載できる宅配サービスは大変珍しいです。
話題のスーパーフードやオーガニックドッグフードの取り扱いもあり、オーガニックに関心のある方にはかなり嬉しいラインナップになっています。
また、ビオマルシェブランドのマークがついた食品が一部ありますが、これはビオマルシェで扱っている食品を原材料にして作った商品など、ビオマルシェオリジナル商品であることを示すものです。
ビオマルシェの注文方法
ビオマルシェの注文は注文書、電話、インターネットから行えます。
ここではインターネットからのお試しセットの購入方法をご紹介します。
お試しセットの購入方法
公式サイトにアクセスしてページをスクロールして「お試しセットを申し込む」をクリック。
入力フォームが表示されるので必要事項を入力していきます。
申し込み後の連絡方法をメールにしてもらうか、電話にしてもらうかも選べます。
申し込んだ後に、自社便エリアかどうかをビオマルシェの方で判断してくれます。
訪問可能なエリアなら直接持ってきてもらうための日程調整をすることになります。
入会金、年会費
入会時に以下の費用が必要です。
- 預託金2,000円(税込み)…退会時に全額返金あり
- 年会費5,500円(税込)…1年毎に必要
年会費が毎年必要ですが、1年目は入会特典で5,400円分のクーポンがもらえるので実質0円になります。
配送エリア
ヤマト運輸便で発送ができない一部の離島地域を除き、全国に発送が可能です。
自社便が可能なエリア
東京、埼玉、愛知、三重、岐阜、大阪、京都、兵庫、奈良、和歌山、広島、山口、福岡では自社便でお得に届けてもらうことが可能な地域があります。
住んでいる地域が自社便対象エリアなのかは、お試しセット申し込みの途中でわかります。
配達日時
自社便エリア外の場合はヤマト運輸便での配達になります。
ヤマト宅急便コースの場合
火~土曜日の 午前中 / 14-16時 / 16-18時 / 18-20時 / 19-21時から日時が指定できます。
自社便コースの場合
毎週同じ曜日の8時~19時の間で配達されます。
地域によって配送ルートがあるため、日時指定はできません。
自社便コースでは受け取りが難しい場合はヤマト宅急便コースも使えます。
配送料金
ヤマト宅急便コースの場合
少し複雑なのですが、野菜セットと冷凍品の有無、お買い上げ金額、地域によって送料が異なります。
※送料はすべて税込の金額です。
【野菜セットありの場合】
注文金額(税込) | 冷蔵品+常温品 | 冷蔵品+常温品+冷凍品 |
3,300円未満 | 495円 | 1,650円 |
3,300円以上 | 380円 | 1,534円 |
【野菜セットなしの場合】
注文金額 | 冷蔵品+常温品 | 冷凍品のみ | 冷蔵品+常温品+冷凍品 |
3,300円未満 | 1,155円 | 1,155円 | 2,310円 |
3,300円以上 | 1,040円 | 1,155円 | 2,195円 |
【地方追加料金】
北海道と沖縄県への発送には以下の追加料金(税込)がかかります。
北海道 | 880円 |
沖縄 | 1,650円 |
自社便コースの場合
野菜セットの価格に送料が含まれています。
冷蔵品、常温品と冷凍品に関係なく、野菜セットと一緒に注文すれば送料は無料になります。
野菜セットなしでの注文の送料は1回660円(税込)となります。
この場合も注文金額や商品の温度帯にかかわらず、送料は一定です。
不在時の対応
ヤマト宅急便コースの場合
不在票が入るので再配達を依頼することになります。
自社便コースの場合
蓄冷剤等での温度管理のうえ、入会時に指定した場所に留め置きをしてもらえます。
オートロックマンションの場合も以下のいずれかの方法で留め置きが可能です。
- 宅配BOXの中への留め置き
- 管理人の方にてオートロック開錠のうえ、玄関前に留め置き
支払い方法
支払いは以下の方法から選べます。
いずれの方法とも毎月10日締めの月次払いとなります。
- クレジットカード払い(JCB、VISA、Master、Diners、Amex )
- 銀行引落し
ビオ・マルシェはどんな人におすすめ?
これまで見てきた通り、ビオマルシェではオーガニックの食品にこだわり、野菜はもちろんあらゆる有機の食品が手に入るようになっています。
そのため、
- 家族の健康や食の安全を何より大切に考えている人
- 有機栽培でできた野菜を毎日食べたい人
- 畜産品や加工食品もオーガニックにこだわりたい人
- 化学調味料や食品添加物はできる限り摂りたくない人
- 厳しい基準で放射能検査がされた食品を食べたい人
- 地球環境のことも考えて食品を選びたい人
におすすめです。
逆に向かないのは
- 食の安全の優先順位が低い人
- 少しでも安く食品を買いたい人
- 1つの食材宅配サービスのみで食材購入を完結させたい人
- 市販の一般的な商品も手に入れたい人
かな、と思います。
ここまでオーガニック食品が揃うお店は珍しいですし、日々の食事をなるべくオーガニックに!と考えている方にはぴったりの宅配になっています。
また、とりあえず野菜だけでも有機にしてみようかな、という方にも気軽に始められるシステム(=野菜セットがリーズナブル!)になっていると思います。
ビオ・マルシェのよくある質問
毎週注文しないといけないの?
会員になっても必ず毎週注文しないといけないわけではありません。
注文を休んだ週の手数料などもかからず、安心して休むことが可能です。
休会や退会は可能なの?
休会や退会はいつでも可能です。
ただ、退会の場合も年会費は返ってこないので注意が必要です。
ポイントサービスはあるの?
残念ながらポイントシステムはありません。
ただ、クレジットカード支払いができるので、カード会社のポイントを貯めるのが賢い方法かもしれません。
アレルギー対応はされているの?
カタログには各商品の8大アレルゲンの表記があります。
また、原材料もすべてカタログに載っているので安心して商品を選ぶことができます。
勧誘はないの?
自社便コースのエリアかどうかで変わってくるかもしれませんが、自社便コースエリア内の我が家には1週間後くらいに電話がかかってきました。
「お野菜はどうでしたか」というお話から始まって、入会を無理に勧めるような感じは一切ありませんでした。
勧誘がしつこいかもしれない、と身構える必要はないと思います。
管理人の評価
ビオマルシェの野菜は根菜は濃厚で力強い味、葉物野菜は薫り高く爽やかな味でスーパーのものとは明らかに違いました。
また、有機栽培100%なのにどれもきれいな野菜、というのも使い易くありがたかったです。
あらゆる食品をオーガニックにこだわって美と健康を気遣いたい、というオーガニック上級者の人にも、まずは野菜だけでもオーガニックにしてみよう、という人にもどちらにもおすすめできる、使い勝手のいいサービスになっています。
特に、「野菜はビオマルシェでその他の加工食品などは他の宅配で…」と使い分けをすると送料がかさむのが困りますが、自社便エリアなら野菜セットは送料無料!が本当にありがたいです。
正直、私はビオマルシェのことをこれまで知らなかったのですが、有機野菜100%であったり、オーガニック食品の品ぞろえはどこにも負けないなど、秀逸なサービスであることは間違いないです。
お試しセットは通常2,600円ほどのものを1,500円(税込み・送料込み)で頼めるのでまだの方はぜひ有機野菜の美味しさに驚いてくださいね。
おすすめの食材宅配サービス
私が試した食材宅配の中でおすすめのサービスをランキングで紹介しています。